令和の出典元である万葉集の現代語訳は何!?梅の歌のどこから?

令和の出典元である万葉集の現代語訳は何!?梅の歌のどこから?新元号は2019年4月1日に発表され、令和の出典元が万葉集の梅の歌からだったと話題になりましたね!元号の出典元である万葉集の梅の歌の現代語訳や選ばれた理由を調べました!

 

令和は万葉集から出典されていた!

はじめに万葉集は、日本にあるものの中で一番古い歌がおさめられた和歌集です。さまざまな身分(天皇・貴族・農民など)の方が詠んだ歌が多くおさめられているところも特徴です。

 

2019年4月1日午前11時40分頃、須賀官房長官が新元号を「令和」と発表しました。

そして出典元は、万葉集ということです。

新元号は「令和」ということで、この元号に決まると予想していなかった方が多かったようですね。

 

出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E8%91%89%E9%9B%86

令和の出典元は万葉集からということで、発表初日には大手インターネット通販サイトの「アマゾン」から万葉集の在庫がなくなるという事態が起きましたね!

ところで、万葉集を買って意味って分かるんでしょうか?

 

筆者は分かりません・・・なので、知識としてまた気になったので調べてみました!

 

万葉集の現代語訳は何!?梅の歌のどこから?

まず、万葉集の「梅の歌」の全文ですが、

『天平二年正月十三日に、師(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。
時に、初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。
加之(しかのみにあらず)、曙(あけぼの)の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きにがさ)を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷(まと)ふ。
庭には新蝶(しんてふ)舞ひ、空には故雁(こがん)帰る。
ここに天を蓋(きにがさ)とし、地を座(しきゐ)とし、膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。
言(こと)を一室の裏(うら)に忘れ、衿(えり)を煙霞の外に開く。
淡然(たんぜん)と自(みづか)ら放(ひしきまま)にし、快然と自(みづか)ら足る。
若し翰苑(かんゑん)にあらずは、何を以(も)ちてか情(こころ)を述(の)べむ。
詩に落梅の篇を紀(しる)す。
古(いにしへ)と今(いま)とそれ何そ異(こと)ならむ。
宜(よろ)しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。』

出典:万葉集入門より

この中で引用されたのは

時に、初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す

という部分です。

 

この「令月」は、月もよくという意味があり、また「風和ぎ」は、風も和らいでいるということで、歌を詠むのにはちょうどいい環境ということを当時の人は話したものを詠ったようです。

 

今回の新元号は、「令和」ですが、「令月」「風和ぎ」の部分から一つずつ漢字をとっているのですね!

 

梅の歌の花を読んだのは誰?全部で何巻ある?

ところで梅の歌の花って一体、誰が詠んだ歌なのでしょうか。

大伴旅人が詠んだものとされています。

大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅である太宰府市(現在の福岡県太宰府市)に集まって宴会を行った際に、宴会前の挨拶として、詠んだものとされています。

ちなみに、この邸宅の場所ですが、現在は何も建物は建っていなく太宰府天満宮のすぐ傍に位置しているそうです。

 

次に万葉集は全部で何巻あるのでしょうか。

実は、全部で20巻あるそうです^^

全部で20巻あるんですが、最初から最後まで考え方が変わらない編集ではなく、寄せ集めて一つの歌集にしたと考えられていますね。

 

新元号の「令和」に込められた思いとは?

新元号の「令和」に込められた思い

安倍総理大臣の談話によると

人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められていること。

また、万葉集は約1200年前の日本最古の歌集であり、天皇などの皇族から農民まで幅広い階層の人々が詠んだうたが収められ、豊かな国民文化や伝統を象徴する国書であるということもポイントになっているそうです。

 

歴史と文化、四季折々の美しい自然、日本の国柄を次の時代に引き継いでいく、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができるそうした日本でありたいという希望を込め「令和」に決定したのだそうです!

 

「令和」どのような時代になってほしい!?

万葉集の梅の花の歌より一文字ずつ漢字が選ばれたのですが、それぞれの感じに込められた意味は、こちらです。

 

まず「令」=善と良いとことで、いいことが重なっている。次に「和」=平和、和らぐという意味があるそうです。

これらを組み合わせると、和らいでいい状態ということになるんだそうです!平和な状態であるということと、「令」には、もう一つ「~させる」という意味もあるんだそう。

(古代文学に詳しい東京大学の神野志隆光名誉教授の話より)

 

「令」は、いい状態・善ということですが、「~させる」が加わると、微妙に強いニュアンスに変わる気がするんですが、どうなんでしょうか。

「~させる」が加わることによって、平和をずっと続けさせるという意味受け取ることもできるのだとか。

なので、これからも平和が続き、よりよい時代へという良い意味に理解することができるのがわかります。

 

まとめ

新元号の由来は、万葉集と話題になっていましたが、誰かに説明できる程きちんと調べたことがなかったので書きながら勉強になりました。

新元号の発表から早くも半月ほど経ちましたが、免許証の更新やカレンダーいろんなところで変更点が出てきていまね!

 

◆関連リンク

新元号「令和」に変わると免許証の表記「平成」はどうなるの!?